Kera
私は以前からTwitterにTweetしている様に昨年2023年7月12日の交通事故によって記憶の一部が欠けている状態です…
俗に言うところの「記憶喪失」です…
その事故というのは私が晴れの日に関しては月曜日から土曜日まで毎日リハビリに通っている病院に行く途中私の乗っていた原付バイクに脇道から乗用車が飛び出て来て衝突したものです…
その際に身体に傷はほぼ無く左の膝にちょこっと擦り傷が出来た程度…
ですが頭部に損傷を負い「頭蓋骨骨折」と「外傷性くも膜下出血」という割とシリアスな負傷を負ってしまいました。
事故が起きたのは水曜日の夕方だったらしいのですが私の記憶に関しては月曜日の夜にどのドラマを観るか?
という記憶までしか無く記憶が戻ったのが事故から2日後の病院のデイルームで看護師さんと話している最中にふとここは何処?
という話しになり結果事故前後4日の記憶が全く有りません…
そういった状況でこの記事を書いているのが2023年11月13日での状況を踏まえてタイトルの件…
お品書き
人は記憶が無くても問題無く生きて行けるのか?
「人は記憶が無くても問題なく生きていけるのか否か…」
という事に関して少し考えてみたいと思います…
まあ…
結論から申しますと…
これは自分なりの考えなのですが…
記憶がなくとも生きて行く事は十分可能でしょう…
ですがかなり厄介な事になる事を覚悟をする必要がるかと思われます…
記憶は良いも悪いも人間のアイデンティティーの問題である…
通常人間の記憶というものが最初に思い出せる範囲として一般的には2〜3歳程度の頃からの記憶が頭(脳)に刻まれるものと思います…
そして歳を重ねるごとにその記憶は加速度的に増えて行き年齢が20歳を過ぎる頃には膨大な数の記憶が頭(脳)に刻まれるものかと思っています…
さらに年齢を重ねる事によってその記憶は膨大な…
例えば現代で優秀なメモリ機能というと思い起こせるものはパソコンのメモリなど…
人類が開発した機械による媒体に記憶というものに関する優れた製品である媒体でも人間の記憶の様な複雑で尚且つ様々な感情や記憶を全てレコード出来るかというと少し難しい様な気もします…
それぐらいに人間の持つ記憶というものは膨大な量と複雑な物でで構成されていると考えています…
もっと正確に言うとその大半の記憶は人間の脳に刻まれている事が多いのかと思われます…
ただし私の過去の例で言うと記憶というものは全てが脳に刻まれるものではなく身体にも刻まれる事もあるように思います…
要はアイデンティティーの問題か?
そしてその記憶は良いも悪いも全ての記憶がその人間1人のアイデンティティーの確立に置いて重要な役割を果たすものと私は考えます…
そういう事を鑑みると記憶が一部でも欠損してしまうとその人間…
1人の人間としてのアイデンティティーを一部失う事にもなる為に人間として生きて行く上では欠かせない物と私は思っております…
脳の記憶障害による記憶喪失の種類とその影響は…
上記の事を踏まえ脳の損傷による記憶障害…
俗に言われる「記憶喪失」にはどの様な種類があるのでしょうか?
記憶喪失も様々?
例えば健常者の若い方でもよく経験する事と言うと飲酒による記憶の欠乏などでしょうか…
飲酒による記憶障害…
飲酒による記憶障害に関しては一般的な人間の心身共に健康な人間の方でも十分に起こり得る事象であり年齢性別に関係なく起こり得るものと考えます…
私も若い頃はお酒に酔って記憶をなくしてしまった事が日常茶飯事的に起きていました…
よく有った事例として例えば新宿で飲んでいたにも関わらず起きたら見知らぬ駅で何処かも分からないと言うことは本当に数知れず有りました…
一番遠くまで行った記憶にあるのは確か「大月駅」で気が付いたことも有った様な記憶もうっすらと有りますがこれに関しても現在の記憶では不確かな情報ですね…
記憶が無いのですから…
※これに関しては冒頭に記載している様に二十歳の頃から書いている10年日記を読み返して気付いた事なので恐らく本当の事でしょう…
多分何度か経験しているのが中央線の高尾駅で乗務員に起こされて唖然とした事があります…
当時は結婚をしていた時期だと思うのですが夜中に高尾駅から新宿の自宅にタクシーで高速に乗って帰って元奥さんからかなり怒られた様な記憶もぼんやりと存在します…
事故などで脳に損傷を負った場合に起きる記憶障害…
これは現在の私の状況でしょうか…
これに関しては現在直面している非常に厄介な問題であり非常に苦労をしている現状となっております…
まだ医師の診察がこの後11月の末に行われるのでまだ「記憶障害」での「記憶喪失」かは不明の状態です…
※2024年3月の時点で某巨大有名大学病院にて正式に「高次脳機能障害」と認定されました…
ですが現在の状況を鑑みるとおそらく「記憶喪失」と言っても良いかと思うぐらいに記憶が欠損している状態です…
私の場合の記憶喪失は?
最初に疑問に思った事は事故による入院で退院した際にタクシーで家に帰宅しようと思って乗ったのですが運転手さんから行き先を聞かれて…
ん…?
そういえば私の家は何処で有ったかの記憶がまるで無かった…
病院のタクシー乗り場で乗車してからおそらく5〜6分以上の思考の末思い付いたのがスマホの情報です…
私は現在のアパートに引っ越したのが約2年ほど前でその際にスマホのメモに新しい住所を郵便番号からメモしていた事…
そして電話帳の住所欄にも新しい住所を記載して有ったのでその2点を照らし合わせおそらくこの住所であろうか?
と思いタクシーの運転手さんに住所を伝え走ってもらって着いた住所でスマホのメモと電話帳に記載されているアパートを発見…
と思いスマホに記載されていたアパート名と部屋番号から辿り着いて恐る恐る鍵を差し込んで開けてみたら開いた…
そこでようやくここが現在の私の住居だと確信したのでした…
そして入院中は分からなかったのですが部屋に入るとデスクにパソコンがありコタツの脇にはギターが置いて有った…
そこで初めて自分がギターを演奏していたのかと思うが演奏をしていたかはその時点では不明で…
ただ単に誰かから預かった物で有る可能性も高い…
そしてパソコンを起動させその中身を見る事によって自分が過去にどういう事をしていたのかが徐々に判明していったのでした…
今思うにパソコンのロック解除が指紋認証で有ったことはせめてもの救いだったでしょうか…
正直スマホの情報だけでは不確かな事もありましたがパソコンには様々な書類に写真などのデータが有ったのでまずはその書類や写真を全て閲覧し私が何者かを探って行きました…
また同時にデスクの上に置いて有った「10年日記」を見て…
しばし読んでみると確かに私が私で有ることも理解した…
そして何種類かのメールソフトに有ったメールのやりとり等からこの人とはこういう関係か?
とか思い出しつつSNSなどの情報もスマホからでも確認出来ましたがより正確に判断する為にパソコンからSNSでの過去のやり取りなどを見てこの方とはこういった話しをしていたのかな?
等という情報を得ました…
そうこうしている内に退院後、2週間ぐらい経ってからでしょうか???
ある方からの電話が有りその名前では思い出せなく恐る恐る電話に出てみたら…
電話の向こうでは「なんでずっと連絡がなかったの?」と聞かれましたがその方との関係性もちょっと曖昧で有った為実は…
と言う事で事故に遭ってから記憶が非常に曖昧で有る事を告げ逆に自分がどの様な人間かを聞いた程でした…
また事故での入院は20日少しでしたがおそらく以前からLINEで仲間であると思われる方に連絡をしていなかったので2週間を過ぎた辺りから頻繁にLINEの通知が来るも相手が分からずに未だ既読スルーをしている方もおります…
ただLINE通話で話した方は別なのですが正直に言うとどういった関係だったのかを思い出せずに話が噛み合わないまま切ってその後のLINE通話には出ていない方も複数人おります…
そして私の趣味はパソコンの検索履歴やブックマークしていた物を見ると音楽が非常に好きで有った事…
またドラマや映画を観る事が好きな事などの情報を得る事ができましたが…
頭に音楽のグレーズは思い浮かぶのですがどのアーティストの楽曲かがまるで分からない…
なのでとりあえずスマホに入っているプレイリスト…
かなりの数のプレイリストがあったのですがまずはそこから全て聴いてみて主に好きなジャンルは「ヘヴィメタル」であるという事も判明…
ですが常に頭に流れる楽曲を聴きたいと思うのですがやはりそこからアーティストを絞り込む作業は今でもかなり難航しています…
そして退院後ドラマや映画をかなり観ていますが俳優さんの顔はなんとなく記憶に有るのですが名前が出てこない…
なのでドラマや映画を観る際はスマホで検索しドラマや映画の相関図などを見て俳優さんの情報を得たりしてドラマや映画を観ていますが…
これがまた厄介なことに次週になるとまたその俳優さんの名前が出て来ない…
また次週には前週のstoryも忘れている程で…
その繰り返しで非常に面倒かつイライラする事が多いでしょうか…
また読書などをしても翌日にはその内容を忘れていて苦い思いもしております…
加齢による健忘症など…
また「記憶障害」に関しては加齢によって脳の中に異常?
が発生し「記憶障害」に陥る方も多いかと聞きます…
その場合は…
残念ながら治る見込みは無くまた改善する余地もない様に調べたら出て来ました…
まあ正直に言うと加齢による脳のダメージに関しては人間が人間である限り寿命というものが存在する…
なのである意味気の毒ではありますがそれはいずれ人は死ぬ…
という事を考えると致し方のない事かとも思っておりますが…
記憶障害に関する私の結論は…
いずれにせよどのような記憶障害に関しても言える事なのですが…
記憶障害に陥ってしまった場合…
正直に言うと対策は無い…
以上…
でしょうか?
私の場合の話しで恐縮ですが…
私の場合この記事を書いている時点で事故から約5ヶ月程度…
それでもこれだけ生活に支障が出ている…
自分の身体の状態がどういう状況かはカード入れに入っている病院の診察券のみ…
そしてお薬手帳を見てどの様な状況かを調べてみて結果的に割と重い「糖尿病」である事…
また精神的に弱い状況で有る事…
また現在進行形で行われている事象など…
まあよくもこんなに多くの病気や精神状態や諸々の問題を抱えているものかと…
こういう事が段々と現在の自分の脳の記憶に上書きされている状態です…
今上書きされていると書きましたが正確にはかなりの確率で忘れている事が多い…
ですのでこの先私の「記憶障害」に関しての診察は某巨大大学病院の脳外科の医師の手腕も問われるのでしょうが様々な事を調べて行くと…
完全に記憶が戻る可能性は…
おそらく非常に低い確率かとも思われます…
人は記憶が無くても問題無く生きて行けるのか?に対する私の答えは?
なので結論を申し上げますと…
タイトルの
「人は記憶が無くても問題なく生きていけるのか否か…」
に関しては…
多分慣れれば生きて行く事は出来ると思っています…
ただし…
タイトルの「問題なく」と言う点に関しては「問題を抱えながら」でしか生きて行く事は難しいのかとも思われます…
まあね…
記憶がなくても死ぬわけでは無いので大袈裟でしょうが…
人は記憶が無いと自己の存在意義や自己の確立という面に関してはちょっと厄介なことになるのかな?
などと思っておりますが…
私は医師でもなければ医療関係者でも有りませんので上記に記載した内容に関してはあくまで現在の自分の状況を鑑みての記事となります…
ただ…
良い記憶も…
悪い記憶も…
やはり人間にはとっては必要不可欠だとも思っております…
運よくこの「記憶障害」が少しでも良くなってくれたら良いかな?
人間の脳に刻まれた記憶などもパソコンなどの電子機器の様に別の場所に保管し何か有った場合は取り替えられたら…
という希望的観測に基づいて…
ある種の備忘録としてのcolumnでした…