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Kera
「ローランド」から発売されていて、現在も使用している「CUBE 10GX」のレビューになります。
現在は、マーシャルDSL1Cをメインに使用していますが、夜間のギター練習の時などは、音量の小さい、CUBE10GXを使用しています。
CUBE10GXを入手したのは、かれこれ7〜8年前ですが、そのサウンドに惹かれて今でも使い続けている10Wのギターアンプです。
お品書き
ローランド・CUBE10GXは、初心者の方から中級者以上の方まで幅広く使える自宅用のギターアンプです。
ローランド・CUBE10GXは、2014年に発売されたモデルなのですが、もとより人気のギターアンプなので、市場での値崩れは起きていない様です。
実勢価格は大体1万5千円前後で、ギターを始めたばかりの方や、中級者以上の方でも問題なく使用出来るレベルのギターアンプです。
CUBE10GXを購入した理由は、以前のアパートでは楽器演奏が禁止はおろか、楽器の持ち込みも禁止というアパートだったので、購入です。
CUBE10GXの前に使用していたギターアンプは、「VOX」の真空管のギターアンプで、そのサウンドはお気に入りでしたが、如何せん、真空管アンプなだけに出音が大きかった。
この「VOX」の真空管アンプは、「CELESION」の8インチスピーカーを搭載していて、ボリューム1つと、トーンコントロール1つというシンプルな構造。
ボリュームを12時ぐらいまで上げると軽いクランチサウンドが味わえて気に入っていたのですが、住環境のせいで使用出来なくなったので、泣く泣くヤフオクで売ってしまいました。
そこで、自宅用で使える、一定のレベルのギターアンプを探して、ギターショップを巡っていたら、CUBE10GXが目に入って、試奏し、気に入って即決で購入です。
ギターショップでは、ある程度の音量を上げてギターを弾いてみましたが、そのサウンドは中々秀逸で、エレキギターの上級者の方が使用しても満足の行くレベルに有ると思います。
ローランド・CUBE10GX 仕様。
それでは、ローランド・CUBE10GXのスペックを見てみましょう。
最大出力:10W
スピーカー:8インチ
AMP TYPE:CLEAN・CRUNCH・LEAD
コントロール:ボリューム・GAIN
イコライザ:BASS・MIDDLE・TREBLE
エフェクト:CHORUS・DELAY・REVERB(SPRING)
接続端子:INPUT端子(標準タイプ) AUX IN端子(ステレオ・ミニ・タイプ) REC OUT/PHONES端子(ステレオ・ミニ・タイプ)
重量:4.7kg
外寸:W 346mm D 179mm H 317mm
上記の様なスペックです。
私が個人的に良いと思ったのは、このサイズで、イコライザが3バンドで、BASS・MIDDLE・TREBLEを調節出来るのがとても嬉しい設計です。
そして、スピーカーのサイズが8インチと言うのも一つ大きな利点で、高域から低域まで万遍なく音が出るので、ギターを弾いていてとても気持ちの良いアンプです。
アンプの裏はこんな感じで、電源とAUX INにヘッドホン端子が付いています。
サウンド特性。
CUBE10GXのサウンド特性は、どちらかと言えばフラットな出音の設計になっている様です。
ですので、シングルコイルのギターの出音はシングルコイルなりのサウンドで、ハムバッカーに関しても同様、ハムバッカーのサウンドが素直に出ます。
私の演奏するジャンルは、基本的にハードロックかヘビーメタルなのですが、歪みペダルを使用しなくても、アンプ自体で十分に納得の行く歪んだサウンドを体験出来ます。
普段はCRUNCHチャンネルで、GAINを3時ぐらいのところで弾いていますが、よりヘビーな曲を弾く時は、LEADチャンネルで、GAINをMAXで弾いていますが、とても気持ちの良い歪みです。
歪みのサウンドに関しては、マーシャルのデジタルタイプのギターアンプよりも、どちらかと言えばウォームな歪みで、歪みの粒子がきめ細かい印象を受けます。
歪ませた音でギターを弾く際は、大体レスポールを使用して弾いていますが、とても相性が良くて、気持ち良くソロやバッキングなどを弾いて楽しんでいます。
また、クリーンなサウンドも得意なアンプで、流石は「ジャズコーラス」を作っているローランドだけに、内蔵されたCHORUSをかけて弾くと、スピーカーは一つなのですが、ステレオ感の有る音の広がりが素晴らしく、永遠にギターを弾いていたい衝動にかられます。
また、REVERBの効きも良く、クリーンサウンドでは勿論ですが、歪ませたサウンドにREVERBをかけても気持ちの良いサウンドを体験出来ます。
これはローランド独自のCOSMモデリングによるシミュレートサウンドが素晴らしいのでしょう。
ソロを弾く際には、歪ませた状態で、DELAYをかけてあげると、これまた気持ちの良いソロを弾く事が出来て昇天するぐらいに気持ち良いサウンドです。
専用アプリ「CUBE KIT」を使用すれば、サウンドの幅が出ます。
CUBE10GX専用の無料アプリ、「CUBE KIT」を使用すれば、デフォルトのサウンドだけでなく、アンプタイプを、計8種類の中から選ぶ事が出来ます。
私が気に入っているアンプタイプは、クリーンサウンドは当然、「JC CLEAN」で、これにCHORUSをかけて弾くと、もう昇天するぐらいに気持ち良いサウンドです。
そして、歪ませてヘビーメタルなどを弾く際は、やはり「CLASSIC STAK」のアンプタイプがとても気に入っています。
「METAL STACK」でも良いのですが、個人的には「CLASSIC STAK」で歪ませたサウンドがお気に入りです。
ヘッドホンでの出力でも良いサウンドが体験出来ます。
夜や、深夜帯にギターを弾く際は、やはりスピーカーからの出音はアパート暮らしの私の住環境だとちょっとキツイ。
なので、夜10時を過ぎた辺りにギターを弾く際は、ヘッドホンをセットして、ギターを弾いています。
普段は現在、メインで使用している「マーシャルDSL1C」のヘッドホン出力でギターを弾く事が多いのですが、「マーシャルDSL1C」を購入する前はCUBE10GXで弾いていましたが、問題なく使用出来ていました。
ヘッドホンで、ギターを弾く際は、やはりモニターヘッドホンが良いと思います。
私は、「オーディオテクニカATH-M20x 」を使用しています。
ヘッドホンに関しては、正直、なんでも良いと思いますが、この「オーディオテクニカATH-M20x 」モニターヘッドホンだと、より迫力のあるギターサウンドを堪能出来ます。
各種、エフェクターの乗りも良好です。
CUBE10GXにはセンドリターンは付いていないので、エフェクターを使用する際は、普通にインプットの前にエフェクターを繋ぎます。
私は、基本的にCUBE10GXを使用する際はエフェクターは使いませんが、中には気に入っている歪み系のペダルを使いたい方も多いかと思います。
その際ですが、CUBE10GXはエフェクターの乗りも悪くないですね。
普通に、その歪み系のペダルの特性もちゃんと出るのも嬉しいところです。
サウンドチェック。
サウンドチェックは、私の住環境や、機材などが無いので、YouTubeから引用させていただきます。
どうですか?
とても素晴らしいサウンドが、エフェクターを使用しなくとも、これぐらいの演奏は可能で、自宅でのギター練習や演奏ならば、問題なく使用出来るのがお分かりになると思います。
宅録にも対応
REC OUTを装備していますので、オーディオインターフェイス経由でのDAW録音も可能です。
元より内蔵のスピーカー・シミュレーターが秀逸なサウンドになっていますので、簡単な宅録にも対応しています。
私は宅録はしないのですが、ヘッドホンを付けて、CUBE10GXのサウンドを聴く限り、やはり素晴らしいサウンドが楽しめます。
総評
「ローランド CUBE10GX」は総じてコスパが高くて、尚且つ、ギター中級者以上の方でも満足の行く、自宅用のギターアンプとしてはとても良い選択だと思います。
特に、初心者の方にこそ、こういった良いアンプを使って欲しいですね。
こういった良いサウンドでギターを弾いていると、自然と練習も楽しくなりますし、デフォルトのサウンドに飽きた場合も、「CUBE KIT」を使用すれば、そのサウンドの趣向もガラッと変わりますので、より自分に合った音作りをする事も可能です。
そう言う面でもCUBE10GXは使い込めば使い込むほどに、より自身の趣向に合ったギターアンプへと変貌する事でしょう。
これは個人の主観なのですが、よく、ギター初心者セットなどで付属しているギターアンプは、価格こそ安いものの、直ぐに物足りなくなってしまいます。
確かにCUBE10GXの価格の半分ほどの価格で入手出来るので、ギターを始める際に、コストを抑えたいと言う気持ちは分かりますが、やはりギターアンプに関してはより良いものを使うべきだと思います。
そういう観点から見ると、この「ローランド CUBE10GX」はベストバイだと思います。
CUBE10GXギターアンプはリセールバリューも良いので、ギターの腕が上達した際にフリマサイトで売却する場合も、それなりのお値段で売れますから。
そして、とにかく、CUBE10GXはそのギターサウンドが良いので、自宅でのギター練習も楽しくなる事と思います。
出力が10Wなので、自宅でのギター練習ならば、問題なく使用出来るパワーです。
また、出力が10Wなのですが、アパートなど、大きな音量を出せない環境下に有る方でも、小音量で、とても良い音が出ますので、一度ショップで試奏してみるのも良いでしょう。
マーシャルDSL1Cと比較すると?
私が現在、メインで使用しているギターアンプの「マーシャルDSL1C」と比較すると、クリーンサウンドに関しては遠く及ばないですね。
これは真空管アンプにトランジスタのアンプは敵わないと言うのが正直なところです。
ただ、歪ませてギターを弾く際に関しては、CUBE10GXでも十分に満足の行くレベルの歪み具合です。
むしろ、歪み系のサウンドでギターを弾く際は、CUBE10GXの方が好みの方も多いかも知れません。
また、他社のギターアンプで、この価格で比較すると、ほぼCUBE10GXに軍配が上がると思います。
10Wのギターアンプは、各社から発売されていますが、有名な「マーシャル」や「フェンダー」のギターアンプよりも、そのサウンドは秀逸です。
実際にショップで弾き比べてみたらその違いが直ぐにお分かりになる事でしょう。
「マーシャル DSL1C」ギターアンプレビューは下記のリンクからお読み下さい。
『Marshll (マーシャル)DSL1C』をレビュー。1Wから0.1Wに出力ダウン出来て集合住宅でもあのマーシャルサウンドを堪能出来る優れ物の真空管アンプです!?
10Wでも音が大きいと思うのなら、「BLACKSTAR・Fly3」と言う選択肢も有ると思います。
CUBE10GXの出力は10Wと、自宅練習でギターを弾く際に、十分な出力となっていますが、それでも住環境によっては音が大きいと思う方も多いはず。
CUBE10GXは、前述した様に小音量でも、そのサウンドはなかなか素晴らしい物ですが、それでも音が大きいと感じる住環境の方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、「BLACKSTAR Fly3」が小型アンプの中では抜けて良いサウンドが出るのでおすすめです。
「BLACKSTAR Fly3」ギターアンプは、その出力3Wと、画像で見てもお分かりの様に、サイズはとても小さいのですが、そのサウンドはなかなかの物です。
私が以前住んでいたアパートは、前述した様に、楽器の演奏禁止は勿論、楽器の持ち込みも禁止のアパートでしたので、「BLACKSTAR Fly3」を購入しました。
「BLACKSTAR Fly3」に関しても、某楽器屋さんで試奏をしたら、そのサイズの割に、とてもナイスなサウンドで、即購入しました。
とは言っても、その某楽器屋さんで購入したのでは無く、楽天市場での購入です。
基本的に、アンプやエフェクターなどのアクセサリーは、楽器屋で購入しても、楽天市場で購入しても、その価格に変わりは無い。
ならば、ポイントが付いて来る、楽天市場での購入の方がお得ですよね。
CUBE10GXも楽天市場での購入でした。
そう言う細かいところは大事にしたいですね。
いかがでしたか?
今、自宅の練習用にギターアンプを購入をお考えの方がいらっしゃいましたら、このCUBE10GXは、とてもおすすめの出来るギターアンプです。
購入して使用してみれば、きっと満足の行く買い物になると思っています。
「BLACKSTAR Fly3」ギターアンプレビューは下記のリンクからお読み下さい。