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映画「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」は、2017年に公開された邦画です。
この「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」は映画館で観てみたかった映画なのですが、ちょっとタイミングが合わなかった。
当時のこの映画のCMがとても興味深く、リアルタイムで観たかった映画です。
主演の藤原竜也さんは最近結構好きな俳優さんで、それもこの映画を観たかった要因ですが、やはりCMの影響が大きかった。
Amazonプライムビデオでこの「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」のタイトルを観て、即、観てしまいました。
原案が韓国映画の「殺人の告白」ということなのですが、はたして面白いのでしょうか?

お品書き
あらすじ
物語は1995年、時効が撤廃される前日までに都内で起きた5件の連続絞殺事件のショッキングな映像からスタートする。
そしてそれら全ての連続殺人から時を経て、殺人の公訴時効が撤廃され、それに伴いこの5件の連続絞殺事件の時効が成立してしまう。
5件の連続絞殺殺人事件の内容はとてもショッキングなもので、ルールは被害者とその近親者1名を向かい合わせ、殺害の一部始終を目撃させるという残虐な殺人方法だった。
それから22年、ド派手なパフォーマンスで記者会見をし、警察とマスコミを挑発すると共に自分が殺人犯だと名乗り出る男、「曾根崎雅人」。
そして「曾根崎雅人」は自分が犯した5件の連続絞殺事件の告白手記の本を出版するが、瞬く間にベストセラーとなってしまう。
そして物語は流れ、この連続絞殺殺人事件を当時取材していて、フリージャーナリストであった「仙道俊雄(仲村トオル)」はその功績で『NEWS EYES』のキャスターになり、自分のニュース番組に「曾根崎」、「牧村」、そして「真犯人」を招致してニュースを始めるが…。
「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」予告動画(YouTube)
この映画を見始めて直ぐ思ったのは、藤原竜也演ずる「曾根崎雅人」のクズっぷりが凄い!?
こういった『クズ』の芝居をさせた時の藤原竜也さんの芝居って本当に好きです。
そして『私が殺人犯です』という告白手記を出版するのですが、もうこの時点で藤原竜也のクズっぷりにすっかり魅了されてしまいました。
特に事件当時、捜査に当たっていた刑事、「牧村航(伊藤英明)」に対しての耳元で何かをささやく挑発行為の場面では、もう本当にクズ〜〜〜!?って思ってしまいました。
このあと、曾根崎は告白手記本のド派手なサイン会の中で、事件の被害者の「岸美晴(夏帆)」や、同じく被害者のヤクザの組長、「橘大祐(岩城滉一)」の手下に相次いで復讐の的にされるのを牧村航が阻止する。
そして物語は流れ、この連続絞殺殺人事件を当時取材していて、フリージャーナリストであった「仙道俊雄(仲村トオル)」はその功績で『NEWS EYES』のキャスターになり、自分のニュース番組に曾根崎、牧村、そして真犯人を招致してニュースを始める。
そこで真犯人を名乗る男が今までおおやけにされていなかった、第六の殺人を示唆するDVDを持参して、その場の4人でDVDを観てから生放送で討論した時の迫真のシーンは圧巻の一言。
緊迫の牧村の妹、「里香(石橋杏奈)」の殺害シーンは観ていて本当に胸糞悪くなることもあったが、このDVDの出現で、曾根崎は犯人ではないことに気が付いた。
妹、里香の殺害シーンを見て涙する牧村。
そしてこのDVDを観た曾根崎は真犯人を名乗る男につかみかかり取り押さえられるが、その時に仙道が曾根崎にどういう事かと詰め寄る。
そこで衝撃の事実が…。
この『私が殺人犯です』という告白手記本を書いたのは、刑事の牧村で有った事を牧村自ら告白する。
同時に曾根崎は牧村の妹の里香の彼で有ったという事実をニュース内で言及する。
そして曾根崎は犯人を見つける為に別人になる事を決意し、顔を変えて曾根崎として生きて行く事を決心した。
また曾根崎に襲われた真犯人も、実は自分は替え玉で、知らない男から依頼を受けて真犯人になりすましただけという事。
では一体誰が犯人なんや〜〜〜!?
って、また振り出しに戻る私でした。
また映画の最後の方で、牧村は妹、里香の殺害のDVDを観て有る事に気が付く。
それは妹、里香の殺害されている映像の中で、東京タワーの光が死ぬ間際に消えていた事です。
そうなんです!?
実は第六の被害者の妹、里香を殺害していた時はすでに『公訴時効』が撤廃された後。
つまり時効は成立してはいなかった。
これは映画の最後の方で明かされる事実なのですが、それを聞いた時の私の気持ちはもうスカッとジャパンでしたよ〜!?
いや〜、本当に良かったよ〜〜〜!!!
で、曾根崎と牧村は、妹、里香の殺害現場で話をするのですが、その際に曾根崎は里香を殺した犯人をぶっ殺す!?
って言ってその場を後にした後、ホテルの一室でDVDを見直していてある事に気付く。
そうです、牧村よりも早く真犯人をつきとめたのでした。
そして犯人の元に向かう曾根崎こと藤原竜也の顔は、前半の『クズ』っぷりが消えた、ある種爽やかな顔が印象に残っています。
そしてこの映画で一番良い芝居をしていたと思う『NEWS EYES』のキャスター仙道俊雄役の仲村トオルさんが非常に存在感の有る役柄でした。
仙道は正義のニュースキャスター役で、元フリージャーナリストの役なんですが、いちいちカッコいい。
なんか久々に仲村トオルさんの芝居を観た気がしますが、映画の終盤までは、本当に素晴らしい人格者のニュースキャスター役。
なのですが…。
ラストに近いシーンでの仲村トオルさんの演技が秀逸で素晴らしかった。
まあ、この後はネタバレになるので書きませんが、この「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」を観ていてちょっと思うところが有った。
「22年目の告白〜私が犯人です〜」を観てちょっと思った事。
この映画で殺人犯を名乗る曾根崎雅人がその連続殺人の告白手記本を出版した時に、ある種の熱狂的な曾根崎信者が多数いたこと。
なんだか今の風潮を現している感も有り、その昔、日本中を震撼させた「神戸連続児童殺傷事件」の犯人の「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」を彷彿とさせるものだ。
「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」こと「元少年A」も刑を終えた出所後に「絶歌 神戸連続児童殺傷事件」という手記を、元少年A名義で出版していて当時話題になった。
この、元少年Aの告白手記本も賛否両論有った様ですが、昨今の世の中はこういった事例も有る。
そういう面もかんがみてこの映画を観ると、前半の曾根崎雅人への熱狂ぶりや、批判的意見などもとても理解出来る内容ともなっていますね。
スリルとサスペンスを味わいたい方にはおすすめの映画です。
この映画はサスペンスの枠組みの中での映画になると思いますが、上映時間が116分と若干短いのですが、最後まで中だるみせずに観る事が出来ました。
冒頭の連続絞殺殺人のシーンは観ていてちょっとショッキングな感じもしますが、それが映画の中盤以降のストーリーを中だるみせずに観られた一つのファクターですね。
こういう映画は万人受けする映画ではないとも思いますが、スリルやサスペンスを求める方には向いている作品なのではないかと思います。
藤原竜也さんや伊藤英明さん、仲村トオルさんの他に出演している演者の方々の芝居もとても良い芝居で、本当に皆さん芝居が巧い方をキャストとして迎えていますので見応えは十分です。
特に映画の終盤からラストに至るまでの伏線は最後に『なるほどね!?』って思うとても見応えのある映画でした。
そして映画ラストの大どんでん返しでは、ちょっとスカッとする気分も味わえますよ。
「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」は、Amazonプライムビデオで観られます。
映画「22年目の告白〜私が殺人犯です〜」はAmazonプライムビデオで視聴出来ます。
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